大きな地震が発生した直後、
「猫がいない」
「玄関が開いていた」
「網戸が外れている」
という状況になることがあります。
普段は玄関へ近づかない猫でも、大きな揺れや音によってパニックになると、いつもとは違う行動をする可能性があります。
しかし、猫が見当たらないからといって、
すぐに外へ脱走したと決めつけないこと
も重要です。
恐怖を感じた猫が、室内の思いもよらない場所へ隠れていることもあります。
この記事では、地震の直後に猫が見当たらなくなった場合、飼い主さんが何をすればいいのかを順番に解説します。
- まず飼い主と家族の安全を確保する
- 本当に外へ脱走したのか確認する
- 室内の隠れ場所を確認する
- 名前を呼んでも出てこないことがある
- 玄関・窓・網戸を確認する
- 最後に猫を見た時間を記録する
- 外へ出た可能性が高ければ自宅周辺から探す
- 低く・暗く・狭い場所を確認する
- 倒壊した建物には入らない
- 猫を発見しても走って追わない
- 普段好きな食べ物を利用する
- 夜間は懐中電灯を使う
- 同じ場所も時間を変えて確認する
- 猫の最新写真を準備する
- 迷子情報を整理する
- SNSで情報提供を呼びかける
- 目撃情報は時間と場所を確認する
- 目撃情報を地図に記録する
- 災害時は似た猫の情報にも注意する
- 防犯カメラを確認する
- チラシも活用する
- 避難所などで情報を共有する
- 自治体などの情報を確認する
- マイクロチップ情報を確認する
- 数日見つからなくても遠くへ行ったと決めつけない
- 発見したのに捕まらない場合
- 捕獲器を使用する場合
- 避難しなければならない場合
- 地震で猫が脱走したときの順番
- 地震による迷子猫|猫捜索のニャン吉
- まとめ
- 関連記事
- 監修
まず飼い主と家族の安全を確保する
猫が見つからないと、すぐ探しに行きたくなるでしょう。
しかし、大きな地震の直後には、
- 余震
- 落下物
- 割れたガラス
- 建物の倒壊
- 火災
- 切れた電線
などの危険があります。
まず飼い主さんと家族の安全を確保してください。
猫を探すために危険な場所へ入ることは避けます。
本当に外へ脱走したのか確認する
地震で猫が見当たらなくても、必ず外へ出たとは限りません。
恐怖を感じた猫は、普段では考えられない場所へ隠れることがあります。
安全を確認したうえで、まず室内を探します。
室内の隠れ場所を確認する
特に、
- ベッドの下
- ソファの裏
- 押し入れ
- クローゼット
- 家具の隙間
- カーテンの裏
- 洗濯物の中
- 高い棚
- 浴室
- キッチン周辺
などを確認します。
普段入ったことのない場所も確認してください。
名前を呼んでも出てこないことがある
普段なら名前を呼べば返事をする猫でも、地震直後には反応しない場合があります。
強い恐怖によって、
飼い主さんの声が聞こえていても隠れ続ける
ことがあります。
「呼んだけど出てこない」
という理由だけで、外へ逃げたと判断しないようにしましょう。
玄関・窓・網戸を確認する
室内で見つからない場合には、外へ出られる場所を確認します。
- 玄関
- 窓
- 網戸
- ベランダ
- 勝手口
などです。
地震によって窓や網戸が開いたり、破損したりしていないか確認してください。
最後に猫を見た時間を記録する
地震が発生した時刻と、
最後に猫を確認した時間
を記録しておきます。
たとえば、
「地震発生10分前にはリビングにいた」
という情報でも重要です。
後から防犯カメラなどを確認するときにも役立ちます。
外へ出た可能性が高ければ自宅周辺から探す
完全室内飼いの猫の場合、突然外へ出ると恐怖から近くへ潜伏することがあります。
最初から何キロも先まで探すのではなく、
脱走した可能性のある場所の周辺から確認する
ことが大切です。
低く・暗く・狭い場所を確認する
猫が隠れられそうな場所を確認します。
たとえば、
- 車の下
- 植え込み
- 室外機の裏
- 物置周辺
- 建物の隙間
- 階段下
- 塀の隙間
などです。
人間の目線だけでは見つけにくいため、猫の高さを意識して確認しましょう。
倒壊した建物には入らない
猫の鳴き声が聞こえたとしても、倒壊する危険がある建物へ自分で入るのは非常に危険です。
救助が必要な状況では、現場の指示や関係機関の案内に従ってください。
猫を助けるためにも、飼い主さん自身が負傷しないことが重要です。
猫を発見しても走って追わない
地震後の猫は強い警戒状態になっている可能性があります。
普段は飼い主さんに甘える猫でも、外では逃げることがあります。
発見した瞬間に走って近づくと、
- さらに遠くへ逃げる
- 道路へ飛び出す
- 隠れ場所を変える
可能性があります。
まず距離を保ち、落ち着いて行動してください。
普段好きな食べ物を利用する
安全な状況であれば、猫が普段反応する食べ物などを利用して近づいてくるのを待つ方法があります。
ただし、屋外へ大量の餌を放置すると、地域の猫や他の動物が集まる可能性があります。
状況を確認しながら利用しましょう。
夜間は懐中電灯を使う
地震が夜間に発生した場合や、その日の夜まで猫が見つからない場合には懐中電灯が役立ちます。
暗い場所にいる猫へ光が当たると、目の反射によって存在に気づけることがあります。
車の下や植え込みなどを低い角度から確認します。
同じ場所も時間を変えて確認する
地震直後に確認したときにはいなかった場所へ、数時間後に猫が移動してくる可能性があります。
そのため、
一度探した場所だからもう見なくていい
とは限りません。
時間帯を変えて再確認することも重要です。
猫の最新写真を準備する
猫が外へ出た可能性が高い場合には、すぐに最新の写真を準備します。
できれば、
- 顔
- 全身
- 左右
- 尻尾
- 特徴的な模様
が分かる写真を用意してください。
迷子情報を整理する
情報提供を呼びかけるため、
猫の写真
名前
性別
年齢
毛色
特徴
迷子になった日時
迷子になった地域
連絡先
を整理します。
SNSで情報提供を呼びかける
通信環境が利用できる場合には、SNSで情報を発信する方法があります。
地域名などを入れることで、周辺の人へ情報が届く可能性があります。
ただし、
必要以上に詳しい自宅住所などを公開しない
よう注意してください。
目撃情報は時間と場所を確認する
「似た猫を見ました」
という連絡が来た場合には、
いつ見たのか
どこで見たのか
どちらへ向かったのか
を確認します。
可能であれば、安全な範囲で写真や動画をお願いすると対象猫か判断しやすくなります。
目撃情報を地図に記録する
複数の目撃情報が入った場合には、すべて地図へ記録します。
たとえば、
「1日目22時・自宅北側」
「2日目1時・200m東側」
などです。
時間順に整理することで、猫の移動を考える材料になります。
災害時は似た猫の情報にも注意する
大規模な災害では、自分の猫以外にも迷子になる動物が発生する可能性があります。
そのため、
毛色が同じだから自分の猫
とすぐ判断しないようにします。
写真や体格、尻尾、模様などを確認してください。
防犯カメラを確認する
利用できる状況であれば、自宅や周辺の防犯カメラも重要な手がかりになります。
特に確認したいのは、
地震直後に猫がどちらへ移動したのか
です。
映像を確認できた場合には保存しておきましょう。
チラシも活用する
災害時にはSNSを利用していない人が猫を目撃している可能性があります。
状況が落ち着き、安全に活動できるようになったら、チラシによる情報提供の呼びかけも検討します。
写真はできるだけ大きく掲載し、猫の特徴が一目で分かるようにしましょう。
避難所などで情報を共有する
地域の状況によっては、避難所などで迷子動物について情報共有できる場合があります。
近隣住民が集まる場所だからこそ、目撃情報が得られる可能性もあります。
自治体などの情報を確認する
災害時には自治体や関係機関から、保護された動物などについて案内が出る可能性があります。
利用できる状況であれば、自治体などの最新情報も確認してください。
マイクロチップ情報を確認する
マイクロチップを装着している猫の場合には、登録されている飼い主情報を確認します。
特に、
- 電話番号
- 住所
- 飼い主情報
が現在のものになっているか確認してください。
数日見つからなくても遠くへ行ったと決めつけない
数日間猫が見つからないと、
「もう何キロも遠くへ行ったのでは?」
と思ってしまうかもしれません。
しかし、近くの人目につかない場所で潜伏している可能性もあります。
根拠がないまま捜索範囲だけを広げるのではなく、目撃情報などを整理しながら範囲を考えます。
発見したのに捕まらない場合
猫の姿は確認できているのに、人が近づくと逃げることがあります。
この場合には、
「猫を探す」段階から「猫を安全に保護する」段階
へ移ります。
猫が現れる場所や時間を確認し、追い回さずに保護方法を考えましょう。
捕獲器を使用する場合
猫が特定の場所へ繰り返し現れている場合には、捕獲器を利用する方法があります。
ただし、
設置したまま長時間放置しないこと
が重要です。
対象猫以外の動物が入る可能性もあります。
また、他人の敷地へ設置する場合には必ず許可を得てください。
避難しなければならない場合
自宅から避難する必要がある場合には、人命を最優先にしてください。
猫が見つからなくても、危険な場所に留まり続けることは避けます。
安全が確保できる範囲で、家族や近隣住民などと猫の情報を共有しておきましょう。
地震で猫が脱走したときの順番
地震後に猫が見当たらない場合には、
①飼い主と家族の安全を確保
②室内を徹底的に確認
③玄関・窓・網戸を確認
④脱走地点の周辺から捜索
⑤猫の写真と迷子情報を準備
⑥SNS・聞き込み・チラシなどで情報収集
⑦目撃情報を地図に記録
⑧居場所が分かったら安全な保護方法を考える
という順番を意識しましょう。
地震による迷子猫|猫捜索のニャン吉
猫捜索のニャン吉では、地震などの災害をきっかけに迷子になった猫についても相談できます。
猫の性格、脱走地点、脱走時間、周辺環境、目撃情報などを整理し、状況に応じて、
- 現地巡回
- 聞き込み
- 捕獲対応
- 捜索計画
- SNSでの情報拡散
などを行います。
ただし、大規模災害時には、
- 道路規制
- 建物の倒壊
- 立入規制
- 交通機関の停止
などによって、通常どおり現地対応できない可能性があります。
まずは飼い主さんとご家族の安全を最優先してください。
まとめ
地震の直後に猫が見当たらなくても、
最初から外へ脱走したと決めつけないこと
が重要です。
まず安全を確保したうえで、室内の隠れられる場所を徹底的に確認します。
外へ出た可能性が高い場合には、
脱走した場所の周辺から丁寧に確認してください。
そして猫を発見しても、走って追いかけないようにします。
地震で強く警戒している猫は、飼い主さんから逃げる可能性があります。
地震による迷子猫では、
見つけることだけでなく、安全に保護すること
まで考えることが大切です。
そして平常時から、
猫の最新写真
キャリー
マイクロチップ情報
脱走防止対策
防災用品
を準備しておきましょう。
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監修
猫捜索のニャン吉
迷子猫の捜索・保護を中心に、猫の行動特性や現場状況を踏まえた捜索活動を行っています。
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