猫がおしっこしないのは何時間まで大丈夫?原因と病院へ行く目安

未分類

「猫がおしっこをしていない」「何度もトイレへ行くのに尿が出ていない」「何時間出なかったら危険?」と心配になることがあります。

猫が尿を出せない状態には、緊急性の高い病気が隠れていることがあります。

特に何度もトイレへ行って力んでいるのに尿がほとんど出ない場合は、単なる様子見をせず速やかに動物病院へ相談してください。

猫がおしっこしない主な原因

1.水分摂取量が減っている

飲水量が減ると尿量も変化することがあります。

ただし、「水を飲んでいないから尿が出ないだけ」と自己判断するのは危険です。

2.トイレを我慢している

トイレが汚れている、猫砂が気に入らない、設置場所が落ち着かないなどの理由で排尿を我慢する場合があります。

トイレを清潔に保ち、安心して排泄できる環境を整えましょう。

3.ストレスや環境変化

引越し、新しい家族やペット、来客などの環境変化が排泄行動に影響することがあります。

しかし、尿が確認できない場合に「ストレスだろう」と決めつけて長時間様子を見ることは避けてください。

4.膀胱炎など

膀胱の炎症などによって、何度もトイレへ行く、少量ずつ排尿する、血尿が見られる、排尿時に痛がるなどの症状が出る場合があります。

5.尿石症など

尿路に結石などができることで、排尿しにくくなる場合があります。

血尿や頻尿などが見られることもあります。

6.尿道閉塞

特に注意したいのが、尿道が詰まって尿を正常に排出できなくなる状態です。

オス猫では尿道が細いため、尿道閉塞のリスクがあります。

尿が完全に出ない状態は命に関わる可能性があるため、緊急対応が必要です。

何時間おしっこが出なかったら危険?

「○時間なら絶対に大丈夫」という基準だけで判断することはできません。

普段の排尿回数、飲水量、年齢、健康状態などによって異なります。

重要なのは、単に最後の排尿からの時間を数えるだけではなく、尿を出そうとしているのに出ないかどうかです。

何度もトイレへ行って力むのに尿が出ない、数滴しか出ない、痛そうに鳴くなどの場合は、時間にかかわらず速やかに動物病院へ相談してください。

また、普段排尿している猫で長時間尿が確認できない場合も獣医師へ相談しましょう。

「少し出ているから大丈夫」とは限らない

尿が数滴出ていても、正常に排尿できているとは限りません。

・何度もトイレへ行く
・少量しか出ない
・トイレに長時間いる
・排尿時に鳴く
・陰部を何度もなめる

などの場合は注意してください。

猫がおしっこをしないときに確認すること

次の点を確認しましょう。

・最後に尿を確認した時間
・トイレへ行く回数
・尿の量
・尿の色
・血尿の有無
・排尿時に痛そうにしていないか
・水を飲んでいるか
・食欲があるか
・嘔吐していないか
・元気があるか

多頭飼いの場合は、どの猫が排尿したのか分からないことがあります。

可能であれば猫ごとの排泄状態を確認しましょう。

便秘と間違えないように注意

猫がトイレで力んでいると、「うんちが出ない=便秘」と思うことがあります。

しかし実際には、尿を出そうとしている可能性があります。

特にオス猫が何度もトイレへ入り、ほとんど何も出ていない場合は尿道閉塞の可能性も考え、速やかに動物病院へ相談してください。

家でできること

猫が正常に排尿できていることが確認できる場合は、日頃から水分を取りやすい環境を整えることが大切です。

・新鮮な水を用意する
・水飲み場を複数設置する
・トイレを清潔にする
・落ち着ける場所へトイレを置く
・排尿回数や尿量を普段から確認する

などを心がけましょう。

ただし、尿が出ていない猫を家庭で治そうとしてはいけません。

やってはいけないこと

お腹を強く押さない

膀胱に尿がたまっていると思っても、自分でお腹を押して尿を出そうとしないでください。

人間用の薬を与えない

鎮痛薬などの人間用医薬品を自己判断で猫へ与えてはいけません。

無理に大量の水を飲ませない

口へ大量の水を無理に流し込むことは、誤嚥などにつながる可能性があります。

翌日まで様子を見ると決めつけない

尿を出そうとしているのに出ない場合は、「明日まで待とう」と時間だけで判断しないことが重要です。

特にオス猫は注意

オス猫はメス猫と比べて尿道が細く、尿道閉塞を起こすリスクがあります。

去勢済みかどうかだけで「大丈夫」と判断することはできません。

何度もトイレへ行くのに尿が出ない場合は特に注意してください。

すぐ動物病院へ相談したい症状

・何度もトイレへ行くのに尿が出ない
・尿が数滴しか出ない
・排尿時に痛そうに鳴く
・血尿がある
・陰部を頻繁になめる
・嘔吐している
・食欲がない
・ぐったりしている
・お腹を触ると痛がる
・明らかに普段と様子が違う

特に尿を出そうとしているのに出ない状態は緊急性があります。

夜間や休日の場合でも、救急対応が必要か動物病院へ電話で相談してください。

子猫がおしっこをしない場合

月齢の低い子猫では、成猫とは排泄管理が異なる場合があります。

尿が確認できない、元気がない、食べないなどの場合は自己判断で長時間様子を見ず、獣医師へ相談してください。

シニア猫がおしっこをしない場合

高齢猫ではさまざまな病気によって飲水量や尿量が変化することがあります。

「年だから」と判断せず、普段と排尿状態が違う場合は動物病院へ相談しましょう。

よくある質問

猫がおしっこを半日していません。大丈夫?

排尿回数には個体差があります。

しかし、普段より明らかに排尿していない場合や、トイレで力んでいる場合は時間だけで判断せず獣医師へ相談してください。

何度もトイレへ行くのに尿が出ません

尿道閉塞など緊急性の高い状態の可能性があります。

速やかに動物病院へ相談してください。

数滴だけなら大丈夫?

数滴出ていても正常に排尿できているとは限りません。

何度も力む、頻繁にトイレへ行くなどの場合は受診してください。

猫のお腹を押せば尿が出ますか?

自宅で膀胱を押して尿を出そうとしないでください。

必要な処置は獣医師が猫の状態を確認したうえで行います。

猫のおしっこの回数は毎日確認した方がいい?

普段の排尿回数や尿量を把握しておくと、変化に気づきやすくなります。

猫砂の固まりの数や大きさなどを日頃から確認しておくとよいでしょう。

まとめ|「尿を出そうとしているのに出ない」は緊急サイン

猫がおしっこをしない原因には、トイレ環境などの影響から膀胱炎、尿石症、尿道閉塞などさまざまなものがあります。

特に重要なのが、

・何度もトイレへ行く
・強く力む
・尿が出ない
・数滴しか出ない
・痛そうに鳴く

といった症状です。

このような場合は、「何時間経ったか」だけで判断せず速やかに動物病院へ相談してください。

普段から猫の排尿回数や尿量を確認しておくことも、異変の早期発見につながります。

※この記事は一般的な猫の健康・飼育情報を紹介するものであり、獣医師による診断・治療の代わりになるものではありません。


監修

猫捜索のニャン吉 代表 原 良太

迷子猫の捜索・保護活動における現場経験をもとに、猫の飼育・安全管理に関する内容を確認しています。

猫捜索のニャン吉 公式サイト
https://www.nankich222.com/

※医療・診断・治療に関する内容は獣医師による診察に代わるものではありません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました